皆さんこんにちは、イッチーです!
「カートボックス」が取れない理由と有効策をズバリ解説していきます。
おじチャレブログの執筆者
物販未経験・PC苦手な59歳のおじさんが、
2020年に副業で始めた国内メーカー 仕入xAmazon販売。開始10ヵ月で月利50万円以上達成し、2021年に法人化しています。苦労話も泥臭い所もリアルに共有中!!楽天・Yahooショッピングへの販路展開も無事安定化することができています。
この経験談(実際のデータやその時の心境、何を重視して行動していたか等)を共有できたらと思い投稿していきます。初心者にも再現性が高く、慎重に安全に副業収入ビジネスを始めたい人はピッタリな方法です。少しでも、皆さまの役にたつ内容があれば嬉しいです。(記事は主に、アマゾンネット販売のお話ですが、いずれ販路展開時のお話も共有していきます)。
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《疑問の声》
- カートを取るのにはコツ・条件があるの?
- カートボックス獲得率の確認方法は?
- 獲得率を改善する意味あるの?
はい、全部お答えします!
この記事では、Amazonの販売プラットフォーム独特な「カートボックス」の・・・
- よくあるカートが取れない例5選
- カートボックス獲得率の確認方法
- カートボックスの基準4つと有効策
を解説いたします。
カートボックスのロジックは公開されておらず、100%の攻略方法を知ってる人はいません。
私たち出品者ができることは、仮説と実験を繰り返して上手く行った・行っていることを共有することです。
たまに、ロジックが変わって突然カートボックスが取れなくなることもあります。以前変更を観測したのは、2020年6月頃でキャッシュレス還元が終わる頃でした。
それでは、カートボックス獲得に向けて知識をつけていきましょう!
目次 Table of Contents
よくあるカートボックスが取れない例を5つ準備しました。
自分に当てはまるものはないか及び(3章で)有効策も紹介しているので、併せてお役立てください。
ストア評価が0または総合評価が星3つ以下の場合、例え自分がFBA出品者でも、他のFBA出品者が最安値で販売していた場合カートボックスは回ってきません。
評価がまだ0の場合は、レビューがもらえるまで他のFBA出品者の最安値よりも安い価格で販売するか、スポンサープロダクト広告で少し高めの広告費で掲載してみる等買ってもらえるような工夫が必要です。
次に、星評価3以下の場合もレビューをもらう為の工夫は必要ですが、FBA出品者である場合は消せる可能性が高いです。
詳しいステップや削除依頼方法は《アカウントは育てる時代!Amazonストア評価管理法 【初心者にこそ影響大】》で解説していますが、 削除依頼の条件は下記の5つです。
- 評価には、わいせつな言語が含まれている
- 評価に出品者特有の個人情報が含まれている
- ストアではなく商品に対しての評価
- FBA利用の場合、「出荷やカスタマーサービス」に関する内容である場合
- 評価が送信されてから90日以内の場合
条件を見てもらうとわかりますが、良い評価も含めてレビューはほぼすべて”削除依頼できる”ことがわかります
例えば、レビューによくある「早くて助かりました」や「おいしい!」等良い評価であったとしても
- 早く届きました。ありがとうございます。→ ④の出荷に関する内容
- おいしい! → ③のストアではなく商品に対しての評価
- 中身がめちゃくちゃで届いた → ④の出荷に関する内容
- 勝手に置き配された → ④の出荷に関する内容
- 高すぎて、買う価値のない商品 → ③のストアではなく商品に対しての評価
Amazon直販部隊が販売している場合、 カートボックスは回ってきません。
Amazonからの信用度・仕入原価共に最強レベルなので、もがいても勝てません。
返送して違うプラットフォームで販売するか、追従してこなくなるまで販売価格を落とすかのどちらかです。
いかに、損失額を抑えるかが焦点です。《仕入済み商品にAmazonが直販?取るべき選択肢とちょっと裏話》で詳しく解説しています。
出品形態で大口出品は絶対条件です。小口出品の場合は、大口出品へ変更依頼を出しましょう。
Amazonのカートボックス獲得資格にも明記されているので、大口出品への変更以外対策はありません。
カートボックスが”隠されてる”ような状態です。
《図1.4.1 カートボックスなし》のように、本来カートボックスがある箇所には何もなく購入者が自分で”すべての出品者”ボタンを押して、自分で買う人を選ぶ仕組みに変わります。
この隠された状態は、自分だけではなくすべての出品者が同じ状態なので、カートボックスが取れていないわけではありません。
ただ、購入者が自分で購入先を選ぶので、少しでも確率を上げる為に”コンディション”は入れておくとよいでしょう(※ コンディション説明は、在庫管理>詳細の編集から追加することができます)。
当然、メンドクサイので販売個数及びランキングが下がります。
販売価格・評価・FBAすべて管理しているのに、カートボックスがほとんど回ってこないこともあります。
特に新しいカテゴリー商品の取り扱いを始めた時に起こりやすい現象です。
新しいカテゴリー商品でない場合は、単純に”注文数”が足りないので取れない場合があります。
注文数は、カートボックス獲得資格に明記されている内容なのでパフォーマンスがまだ正確に評価されていない状態だと思われます。
獲得状況を確認する方法は3つありますが、どの程度の情報が確認したいかによって見るべき箇所がことなります。
獲得率データが確認したい場合は、
セラーセントラル>ビジネスレポート>ASIN別 詳細ページ売上・トラフィックを選択してください。
カートボックス獲得率の活用方法は、獲得率自体を知ることに留まらず、
「売上を上げる余地がどのくらいあるのか」が数値化できます。
同時に、優先して改善する商品を選定することもできます。
例えば、《図2.1.2 ビジネスレポートカートボックス》を例に考えていきましょう。
- 現状の売上額をカートボックス獲得率で割ると、仮に100%カートを獲得している時の金額が算出できます。
- 100%カートを獲得している時の金額に1%を掛けると、1%改善した時に得られる売上が算出できます。
売上を効率的に上げる為には、どの商品にアプローチするのが良いのか判断できるようになります。
(a) カートボックス 獲得率 | (b) 売上額 | (c = b / a) カートボックス獲得率が 100%だった場合 | (d = c x 1%) カートボックス獲得率が 1%改善した場合 | 改善の優先度 |
---|---|---|---|---|
0.64% | 1,458円 | 227,813円 | 2,278円 | 2位 |
25.44% | 219,240円 | 861,792円 | 8,618円 | 1位 |
29.27% | 44,700円 | 152,716円 | 1,527円 | 3位 |
35.25% | 19,380円 | 54,950円 | 550円 | 4位 |
獲得資格があるかだけの判定であれば、
セラーセントラル右上にあるヘルプボックスに【ショッピングカートボックス利用資格あり】と検索。
ASINを記入する箱がでてくるので、確認したい商品のASINを記入後チェックをクリック。
《図2.2.3 獲得資格OKとNGパターン例》のように結果は、「ASIN XXXは獲得資格があります」または「掲載することはできません」とでます。
※ただし、資格を取得しても、ショッピングカートボックスの獲得が保証されるわけではありません点が注意です。
最後は、スポンサープロダクト広告を活用して確認する方法があります。
スポンサープロダクト広告は、そもそも「カートボックスを獲得していないと掲載されない広告」なのでステータスを確認することで対象か・対象外かですぐわかります。
1円からでも広告掲載は可能なので、回転率を少しでも上げたい方はこの方法で確認しながら進めるのもありです。
この『カートボックス』の獲得条件は明確には開示されていませんが、
経験談から及びよく言われているのが下記の3つです。 条件をすべて満たす必要があります。
- 最安値 – 販売価格が最安値であるか(ポイントも含)
- 配送スピード – FBA ≧プライム > 通常配送の順で優先度が上がる
- ストア評価数と実績 – 運営するストアの評価数が多ければ信用度が高い
条件を同等に満たした出品者が複数いる場合は、順番に権利が回るようになっています。
自己発送の場合は、3つに加えて④パフォーマンス指標:注文不良率、キャンセル率、出荷遅延率が追加されます。
難しく考えず、要はこの出品者は、”お客様ファースト”ですか?そうなら優先的に売らせてあげようってことです。
FBA出品者の中で、ポイントを含めた最安値に設定しましょう(※自分がFBA出品者の場合)。
FBA出品者と前置きをした理由は、3.3 配送スピードもカートボックス獲得に影響を及ぼし、自己発送の出品者よりも多少価格が高くてもカートが取れる。
例えば、《図3.1.1 販売価格+配送スピード》を確認するとFBAが1,000円 vs 自己発送 980円-20ポイント(実質960円)でも1,000円のFBAがカートを取っているのがわかります。
逆もまたしかりで、自分が自己発送の場合、FBA出品者と同じ最安値にしていてもカートボックスは獲得できません。
おやじの豆知識出品者数が2-3人程度の場合で価格差が数十円だった場合、最安値でなくてもカートは回ってきます。当然、獲得率は下がりますが取れはする!
FBA出品者になることが最も有効な対策です。
配送の優先順位は、
FBA≧Prime>通常配送
優先順位が高い配送方法を活用している場合、販売価格が多少高くてもカートが取れる場合がある。例は 《図3.1.1 販売価格+配送スピード》 を確認ください。
おやじの豆知識FBA vs FBAの戦いが実はあって、納品した倉庫によって消費者へのお届け予定日が変わるので、消費者に近い倉庫に納品している場合が有利。
常に同じ倉庫に納品するよりも、分散させる方がカートボックスを獲得する上では有利に働くこともあるかもしれません。一方、利益的な観点だと当然一番近い倉庫が良いという結果になりますので、バランスが重要です。
スポンサープロダクト広告の活用とストア管理が最も効果的な対策です。
ストア管理については、 初心者で評価数がまだまだ少ない時にこそ影響が表れやすい所です。
最終的には、カートボックスが回ってくるだけではなく、回ってくる時間帯や頻度等にも影響すると私は考えているので管理は怠らないようにしましょう。
5分程しか時間も使わないので、簡単です。
続いて、実績を上げるには売上をたてるしかありません。
最も、可能性を高めてくれるのがスポンサープロダクト広告です。 検索画面の一番上に表示してくれるのでクリックされやすく売れやすいという仕組みです。
費用面は、自分で限度額が設定できるので100円からでも始めることができます。
私個人の意見になりますが、スポンサープロダクト広告を掲載してからカート獲得率が少し上がった気がします。
上がったと感じる背景には、「スポンサープロダクト広告はカートボックスを獲得していないと広告が掲載されない」ので、Amazon側が広告費を得る為にはカートボックスを取らせる必要がある。
結果、ロジックが働いて、取りやすくなるのでは?と考えています。※あくまで、個人の感想です。
FBA出品者になることが最も有効な対策です。
パフォーマンス指標が高ければ高いほど良いと明記されています。
ただし、パフォーマンス指標が影響するのは自己発送の出品者のみです。
FBA出品者の場合は、常に優良と判定されているので一切心配はありません。
カートボックスが取れるようになったとしても競争が激化すると安定した利益が得られず、いつまで経っても”収益の柱”としての機能を果たしてくれないビジネスになってしまいます。
仕入れる時は、
- 「安定した仕入ができるのか」
- 「将来的に作業量が減る仕組みになっているのか」
を考えた上で、進めるべきです。
なぜなら、いつまでも働き続けなければ収益が得られない仕組みは私のような60歳には辛い。
年齢に関係なく継続できるかを意識するのであれば、仕入れる商品を選定する時点が勝負の分かれ目だと思います。
《商品選定で勝負は決まる!副業でAmazon物販ビジネスに参入しても稼げる》では、
- どのような商品を取り扱うのか
- どのように仕入れるのか
- 需要と供給をどのようにコントロールするのか
を詳しく解説していますので、興味があれば覗いてみてください。
商品選定で勝負は決まる!副業でAmazon物販参入しても10万円以上は稼げる理由今回は、 Amazonの販売プラットフォーム独特な「カートボックス」の取れない例5選、確認方法3つ、そして有効策4つを解説しました。
- Amazonカートボックスが取れない理由5選
- 店舗評価が0又は総合評価が星3以下の場合
- Amazon直販部隊が販売している場合
- 大口出品者ではない場合
- 他の小売サイト上の販売価格と比較して競争力のある価格が提供されていない場合
- 実績が少ない場合
- Amazonカートボックス獲得状況の確認方法
- ビジネスレポート経由
- セラーセントラルのヘルプ経由
- スポンサープロダクト広告経由
- Amazonカートボックスを取る3つの基準と有効策
- 販売価格
- 配送スピード
- ストア評価数と実績
- 自己発送の場合のみ – パフォーマンス指標:注文不良率、キャンセル率、出荷遅延率
以上、”【サクッと解決】Amazonカートボックスが取れない理由4選と改善策”でした。
少しでも、参考になった話があれば幸いです。
それでは、また会える日まで!!