安全性や品質維持の目的で、流通経路・仕入ルート等の調査が厳しくなっていますね・・
ビジネスを失わない為にも市場の動向を確認して、柔軟に対応していきましょう。
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おじチャレブログの執筆者
物販未経験・PC苦手な59歳のおじさんが、
2020年に副業感覚で始めた国内メーカー 仕入xAmazon販売。開始10ヵ月で月利50万円以上達成し、2021年に法人化しています。苦労話も泥臭い所もリアルに共有中!!
この経験談(実際のデータやその時の心境、何を重視して行動していたか等)を共有できたらと思い投稿していきます!初心者にも再現性が高く、慎重に安全にビジネスを始めたい人にもピッタリな方法です。少しでも、皆さまの役にやつ内容があれば嬉しいです!
(この記事は、アマゾンネット販売のお話です)
ECサイトの規制強化が徐々に強まっていて、せどり転売には近い未来苦しい時代が来る可能性が非常に高いと感じました。
8月・10月に楽天が発表した「品質や安全性向上の為に取り組みを強化」「楽天ポイントの課税処理および付与ルールの変更 」、や近年追加されたAmazonコンディションガイドラインに書かれた「新品販売」の条件等が例として挙げられます。
「バレなきゃ大丈夫!」という人はいますが、いつアカウントが停止するのかびくびくしていたらビジネスを大きくする為の行動が制限されたり、精神的にもあまりよくありませんよね。
- 楽天が2021.8月/2021.10月に公開した記事を解説・EC市場への今後の影響
- Amazonコンディションガイドライン ”新品販売の条件”
- 初心者用の解決策の一つは、メーカー直接取引
- まとめ
それでは、一つ一つ見ていきましょう。
目次 Table of Contents
楽天が8月に公開した記事に、【楽天市場で販売される商品の品質や安全性向上の為に取り組みを強化する】という内容がありました。
これは、流通環境の適正化を目的としたもので”不適切な転売行為の摘発”や”商品の安全性を担保する”為に行われると書かれていました。
楽天では、ユーザー保護の観点から生活必需品を著しく高い価格で販売する行為を禁止している他、一般消費者向けに販売された食品を購入して転売する行為も禁止してます。
今回は、「食品メーカー」12社との包括連携協定である為、食品以外の商材を扱っている人にはあまり関係ない!と思われた方も多いと思いますが、【その商品を必要としている消費者へ適切に商品が届かないことを問題視した報道も多く見受けられるようになりました】とも記載されており私は徐々に拡大するのではと考えています。
具体的な取り組みの内容としては、流通経路をメーカーから開示してもらい、楽天は販売している店舗が正規ルートでの仕入をしているかの判断をして安全性と品質を確保すると理解しています。
この流れは、コロナ環境下でインターネットでの買い物の需要が拡大したことによってより一層ユーザーを保護する必要が浮上し、今後も拡大の流れが続くと考えるとユーザーが引き続き安心して利用できるような環境整備をする為にほぼ間違いなく拡大すると考えています。
また、”自分の販売先はAmazonで楽天関係ないから”とも言い切れないと思っています。
なぜなら、ECサイトはユーザーあってのビジネスで、大手はユーザーの奪い合い。
品質・安全性が、低くなればユーザーは減る可能性が高く、環境整備をしているECサイトに利用者が集まると考えると楽天”だけ”が環境整備を進めるとは考えずらいです。
その点で大手のAmazonやヤフーは、要警戒でしょう。
以上のことから、”正規流通経路”以外で仕入れることの多いせどり転売は、販路が限定化されて徐々に利益が出せなくなってくる可能性が高そうです。
まだ、 ”正規流通経路”以外で仕入れている場合は、「正規品を扱う手法」にシフトする必要がありそうです。
次に、楽天が10月に公開した”お知らせ”ですが、
【楽天ポイントの課税処理および付与ルールの変更】とのことで今までは、税込価格にポイント計算されていたが、今後は税抜価格でポイントが付与される内容です。
これは、消費税の10%部分にポイントが発生しないことを意味し、楽天ポイントせどりをしているセラーや楽天経済圏を活用して経費削減を進めていたセラーにとっては大きな打撃です。
「塵も積って山となる」ように、小さな変化ですがやっていることが何も変わっていないのに1個当たり10円損すると考えると厳しいお知らせに感じるでしょう。仮に、500商品を仕入れて販売していたとしたら、5,000円損していることになりほぼAmazon1か月分の月額費と同等です。
ECサイトで販売している以上、 時代の流れと共に変わるルール変更は回避することはできません。
ただ、なるべく影響が少ないように立ち回るという意味で、「ポイントでの利益」だけには依存せず、現金利益がでるような仕組みを取り入れるべきでしょう。
以前にも《知らなかったでは許されない「古物営業法違反」になる仕入》で書いた内容にはなりますが、Amazonで”新品”として販売するには厳しい条件があります。
Amazonで新品として「出品できない」ガイドラインは下記の通りです。
- 個人(個人事業主を除く)から仕入れた商品
- 購入者が正規代理店から販売された時と同等の保証を得られない商品
- Amazon.co.jp限定商品としてAmazonによって販売されている商品
ここで注目したいポイントは、 ”個人から仕入れた商品”。
①なぜこれが条件なのか
②これの何がECサイトで価格差を狙うせどり転売に影響するのか
を私なりに噛み砕くと下記のような理由と理解しています。
(下記の)”古物営業関係法令の解釈基準等について”を参照すると、
フリマサイトやECサイトから仕入れた商品(仕入先が個人事業主・法人の場合を除き)は未開封であっても一度でも一般消費者の手に渡った物品は「古物(中古)」に該当する点で、”新品”ではない→ だから、 個人から仕入れた商品が新品として販売できない条件にある。
第1-1 (2) 法第2条第1項中「使用のために取引されたもの」とは、自己が使用し、又は他人に使用させる目的で購入等されたものをいう。したがって、小売店等から一度でも一般消費者の手に渡った物品は、それが未だ使用されていない物品であっても「古物」に該当する。
古物営業関係法令の解釈基準等について 平成7年9月11日
また、Amazonは個人事業主ではない個人でも販売アカウントを作れるので”Amazonから仕入れる”場合は、
個人の可能性を排除できない為、古物営業許可を持ち正しい手続きを行っていなければ、Amazonでの規約違反だけではなく法律違反となる可能性まである(フリマ仕入も同様です)。
つまり、現在行っている仕入は”新品で扱うことができるルートからの仕入か”が重要な論点であり、正規ルートでの仕入で販売していない場合は、危険な綱渡りをしている状態だと考えられます。
メーカーと直接取引をしていればこれらの問題は一切ありません。
1章及び2章では、「正規品を新品で扱う手法」と「現金利益がでる仕組み」の2点が主な論点となっており、
この点に置いてECサイトの適正な流通環境の構築へ向けた取り組みが強化された場合、せどり転売はより厳しい状況に陥ってしまう。
せっかく積み上げてきた知識と経験が水の泡になってしまうのはもったいない!
上記の2点を解決しつつ、せどり転売の知識と経験が無駄にならないメーカー取引を取り入れることをオススメします。
メーカー仕入は、一度取引したことがあれば電話・メール一本で正規品の再発注ができます。
浮いた時間は、別商品のリサーチに回せるのでゴール(目標の月利)に近づけば近づくほど、再発注での仕入が増えるので作業量(リサーチとアプローチ)が減る仕組みになっています。
正規品かどうかの判断は仕入ルートで大抵判断されますが、 メーカーと直接取引をしている場合はその心配は一切ありません。
なぜなら、正規品を直接メーカーから仕入れているので偽物であることは100%あり得ません。
また、国内の場合は保証もしっかりしてくれるので安心して販売できます。
当然、Amazonの真髄調査も楽天の環境整備による影響は一切なく、気にする必要が全くありません。
いつアカウントが停止するのかビクビクせずに、販売アカウントを育てて事業を展開していくことが大きなメリットです!
価格差を狙っていたせどり転売とは異なり、メーカー取引の場合は小売業と同じで販売価格の6掛け(60%)等仕入れる時点で安く仕入れています。
なぜ、 販売価格の6掛け(60%)で仕入れることができるのかは単純で、間の問屋や卸に中間マージンを取られていない為です。
その為、プレミア商品だけを狙う必要がなくなり扱える商品の数と幅が広がるメリットがあります。また、”現金”での利益なので手元に現金が増えていくのが実感できます。
今回は、楽天がどのような環境整備を進めるのか。また、将来的にEC市場にどのように影響を与えるのか解説しました。
- 楽天が2021.8月/2021.10月に公開した記事を解説・EC市場への今後の影響
- 「正規品を扱う」店舗でなければ排除される可能性が上がっている
- ポイント改正等のルール変更の影響を抑える為に、現金利益がでるような仕組みを取り入れるべき
- Amazonコンディションガイドライン ”新品販売の条件”
- 新品で扱うことができるルートからの仕入かを確認
- 古物営業法違反に該当しない仕入かを確認するべき
- 解決策は、メーカー直接取引
- 正規品を直接メーカーから仕入れているので偽物であることは100%ない
- 販売価格の6掛け(60%)等仕入れることができる
以上、”せどり転売は苦しい時代突入?ECサイトの適正な流通環境の構築へ向けた取り組み”でした。
少しでも、参考になった話があれば幸いです。
それでは、また会える日まで!!